明日誰かに伝えたくなる、虹の仕組みにまつわる雑学
雨上がりの朝、ふと空を見上げると七色の虹がかかっているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか?
では、副虹はどうでしょう?
こちらの画像は、今朝の仙台の空を撮影した様子です。
中心に明るく輝いて見えるのが、皆さんご存知「虹」です。
その外側に薄いですが、もう一つ虹が見えるのがわかるでしょうか?ここです。
このように最も明るい虹の外にもう一つ現れる虹を「副虹」と呼びます。
この副虹はどのようなメカニズムでできるのでしょうか?
副虹ができる仕組み
副虹ができる仕組みについて考える前に、虹ができる仕組みをおさらいしましょう。
虹は、日光が空気中の水滴に入射して、屈折により分光された光が一度反射された後に我々の目に届くことで虹色に見える現象です。
では副虹はどうやってできるのでしょうか?
副虹は入射した光が屈折により分光され、水滴の中で2回反射されたあと我々の目に届くものになります。このために、副虹は主虹よりも光が弱くなるために薄くなり、また、主虹と副虹は色の並びが逆転することになるのですね。
虹と副虹の間 〜アレキサンダーの暗帯〜
最後に、思わず口に出したくなる虹にまつわる言葉をお伝えします。
それは「アレキサンダーの暗帯」です。
これは先程説明した主虹と副虹の見える角度が、それぞれ42°と51°で異なるために生まれる、虹のない部分を指す言葉です。